杭工事
基礎工事の一つで、建物の荷重を地盤が支持できるように杭を打ち込みます。
杭打ちをすることで、地震が起きても倒壊しにくくなり、耐久性のある建物を造ります。
基礎工事
根切り(ねぎり)とは、基礎を作るために地盤を掘削する作業で、掘削した底の部分(根切り底)へ割栗石や砕石などを敷き詰めていき、捨てコンクリートを打設します。
捨てコンクリートの主たる目的は墨出しの為で、捨てコンクリートの表面に壁芯と型枠の位置等を墨出しにより表します。
配筋、型枠を行い、コンクリートを打設し、一定期間養生し、型枠を解体し、埋め戻しを行います。地中梁も同様の作業を繰り返します。
躯体工事
床スラブコンクリート打設完了後、基礎工事同様墨出しを行い、次は、鉄筋、配筋、電気の配管、設備の配管作業があります。
各配管が完了後、壁枠を締め固め、梁枠の設置になり、スラブの型枠を敷きつめます。
その後、梁、スラブの鉄筋を組立し、電気配管等を行い、スラブのコンクリートの打設となります。
最上階であれば、これが棟上げになり、工事全体の約50%完了です。
内装工事
一定の期間養生後、梁・スラブの支保工を取外し、アルミサッシ・スチール建具の取付けや、ユニットバス等を設置していきます。 内部床の高さや、内装の垂直の基準となるため、重要な工事になります。
基準から、床、天井、壁の下地組みを行い、室内ドアの取付を行い、柱の建て込んで、ボードや、仕上げ合板を張っていきます。
下地の段階で、電気や、給排水の配管も行います。仕上げ工事で、床の仕上げ、照明器具、衛生器具の設置、コーキング等を施工していきます。
外装工事
型枠を解体後のコンクリート下地に左官補修を行い、吹付けタイルや、レンガ、二丁掛けタイルを張っていきます。
建物の劣化を防ぐ化粧なので重要です。
外構工事
外装工が完了すると、仮設足場の解体となり、いよいよ庭や、門扉、駐車場の工事になります。
工事期間中は内部侵入などが制限されるため、最終的な工程になります。
犬走り、花壇、など、雨水の流れにも注意します。
完成
色々な検査(施工自主検査、設計監理検査、行政検査等)を行い、完成引き渡しとなります。
電気の受電、給水の切り替え等引き継ぎも多々あります。
また、引き渡し後に不具合のある可能性がありますので、アフターフォローも行います。